こんにちは、野球歴10年野球研究家のさわらです。
「野球ってボール打ち返すだけの運ゲーなのに、アウトヒットなんてもはや運でしかない」
そう思ったことありませんか?
ポテンヒットやイレギュラー、ましてや誤審なんかに直面したら運ゲーだと思いますよね。
そんなあなたには、野村克也さんが書いた「運の正体」という書籍がおすすめです。
私は「運」についてどう考えればいいか悩んでいましたが、この本が一番野球運に特化しており、運とは何かがはっきりとわかりました。
おかげで、この本を読み終わってから約4ヶ月で打率を上げることができました。
そこで今回は、「運の正体」について詳しく解説します。
結論
運とは
- チャンスを生み出す力
- チャンスに気づく力
- チャンスをつかむ力
の合計です。
運がない人というのは、このどこかが必ずかけています。
今からノムさんの具体的エピソードを交えてこの3つの力を解説していきます!
チャンスを生み出す力
チャンスを生み出す力とは、いかに準備をするかです。
ノムさんは二軍時代にブルペンキャッチャー兼用具係として、1軍キャンプに呼ばれたことがあります。
そして始まったオープン戦。
正捕手である松井淳が肩を痛めて試合に出られなくなります。
そして、2番手キャッチャーは前日飲みすぎて使い物にならない状態でした。
こうしてチャンスが回ってきたノムさんはヒットを連発。
このシーズンの開幕戦でマスクをかぶるのは野村克也でした。
もし、松井淳が肩のケアを十分にする人だったら、、
もし、2番手がいつでも試合に出られる準備をする人だったら、、
このキャンプで「レギュラーを奪われた人」、「チャンスをつかめなかった人」、「チャンスをつかんだ人」の差は実力ではなく、準備しているかどうかの差なのです!!
チャンスに気づく力
チャンスに気づくには強い欲求を持ち、日々行動することが大事です。
ノムさんはカーブが大の苦手でした。
「ストレートが来ると思ってカーブ」というような予測が外れると、全く打てません。
これを改善するために野村はデータを取り始めます。
すると「2ボール0ストライクの時は絶対にインコースに投げてこない」
といった傾向が見えてくるようになりました。
「相手が次何を投げるか、根拠のある予測によって球種を読みたい!」
そう思っていた野村に不思議な郵便物が届きます。
その中には『テッド・ウィリアムズの打撃論』という冊子が入っていました。
それは野球が大好きな医者が、アメリカで見つけた本を自分で日本語に訳したものです。
「野球史上最後の4割バッター」であるテッド・ウィリアムズは、その中で、
「ピッチャーが投球動作に入るときは、スピードボールを投げるか変化球を投げるか100%決めている。そこには小さな動作の変化がある。それを見極めれば、ピッチャーが何を投げるかわかる。私は次に何を投げてくるか、8割ぐらいの確率でわかっていた。」
と書いていました。
当時、日本のプロ野球でそういうことに気づいている人などだれもいませんでした。
配球のデータ分析による傾向と対策に加えて、ピッチャーのクセを見抜くことで球種を予測することができるようになった野村は圧倒的な成績を残すようになります。
野村が「何とかして球種を読みたい」という強い欲求を毎日毎日持ち続けてきたからこそ、舞い込んできたチャンスに気づくことができたのです!
チャンスをつかむ力
チャンスをつかむ力とは、「待つ力」です。
これは結果を急がないということです。
「レギュラーになる」、「打率が上がる」といった結果に反映されるのには時間がかかります。
一日で最高のチャンスは訪れません。
毎日コツコツ努力することでそのうちいいことが起こります。
「目の前の成果ではなく1年後の自分に得をさせる」
今日の打率は下がるかもしれないけど、バッティングフォームを改善する、
今日の防御率は下がるけど、新球種を試してみる。
この考え方ができる人がチャンスをつかむ人であり、運のいい人です。
そしてこれが「強運」の本質です!!
まとめ
いかがでしたか?
野球は確率のゲームなので、一つの結果から運という言葉で片づけず、勝つ確率をあげるよう努力することが大切だとわかりました。
以上、さわらでした!
【参考文献】
「プロ野球選手に教えてほしい!!」
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