【最強】ホークス3軍はなぜ成功したのか?

プロ野球

こんにちは、さわらです。

ホークスの育成出身が軒並み日本代表になっていますが、その理由についてはよくわかりませんよね?

この理由について知りたければ、喜瀬雅則さんの「ホークス3軍はなぜ成功したのか? 才能を見抜き開花させる育成力」という本がおすすめです。

実際に読んでみましたが、この本が一番豊富なインタビューをしており、読みやすさや面白さも最高でした。

おかげで、この本を読み終えてから約2ヶ月でホークスの強さの秘訣を知り、どのようにして常勝軍団になったのかがわかりました!

でも実際に読むのはちょっとめんどくさくないですか?(笑)

そこで今回は、この本の内容にかかれている要点をわかりやすくまとめたので解説していきます。

まず、「ホークス3軍はなぜ成功したのか?」の結論から。

結論:選手を安心させなかったから

ホークス3軍が成功を収めた結論は、選手を安心させず、常にライバルと競わせたからです。

ホークスには偉大なる「サーバント・リーダー」がいました。

「サーバント・リーダー」とは自ら実行するプロジェクトを成功させるために尽くす(サーバントする)ことができるリーダーのことです。

ホークスの「サーバント・リーダー」にあたるのは王貞治会長です。

王貞治氏がホークスの会長に就任することになった経緯はここでは割愛します。

気になる方は「【世界の王】なんで王貞治はソフトバンクの会長をやっているの? | Baseballじょうほう局」を読んでください!

彼が現役時代、一本足打法で世界記録の868本のホームランを放ったのは言うまでもありません。

自宅には、素振り用の部屋を設け、その畳がすり減り交換するほどバットを振り続けたそうです。

「猛練習で頂点の座に駆け上がった。」

彼が「伝説の持ち主」だからこそ彼の言葉には重みがあります。

「世界の王」の原体験

「選手を安心させちゃダメなんだよ、」

彼がプロ入りして1年、打率は1割6分1厘、ホームランに至っては7本というとても良いとは言えない成績。

でもライバルがいなかった王にショックはありません。

ある朝、スポーツ紙をひろげたら「早大のスラッガー・木次、巨人入り」との文字が二日酔いの王の目に飛び込みます。

「これは大変なことになる!!」

もし木次さんにファーストをとられたら、ベンチの控え選手になってしまう。

脅威です。

王がいた時代の巨人軍は9年連続日本一を達成しているほどの最強チーム。

絶対的レギュラーがいるのに、それでも有望新人を獲り続けました。

巨人軍は常にライバルぶつけ危機感をあおることで、最強の地位を築いてきました。

弱肉強食のプロの世界で、最後に差をつけるのは執念や必死さ。

レジェンドと呼ばれる男が若き日に抱いた「恐怖心」こそが「3軍制」の原点であり、ホークス育成出身選手の成功につながっています!

常にライバルを置き続け、危機感を持たせ続けたからこそ育成からでもスーパースターが誕生します。

聖域なき構造改革

ホークスでは一軍レギュラーやベテランでも安心させてくれません。

20年ほど前、ホークスには小久保裕紀や松中信彦といった中心選手が30代半ばを迎えていました。

新陳代謝ができていないという事実が、2009年までの6年間でリーグ優勝を1度も達成していないことに表れています。

これを改善すべく2010年4月にロベルト・ペタジーニを獲得しました。ポジションが被るのは小久保と松中。

「チームの顔であり人気者であるベテランに外国人をぶつけることで聖域なき構造改革する。」

さらにホークスは「FA補強」にも積極的に乗り出しています!

  • 内川聖一
  • アレックス・カブレラ
  • デニス・サファテ

このような超一流選手を補強し一軍内でも競争を激化させたため、2014年から2020年の7年間で6度日本一という凄まじい成績を残すほどの球団となりました!!

まとめ

いかがでしたか?

この記事では割愛しましたが、スカウト人の苦労や上層部の葛藤、他球団との確執などまだまだ面白いところがこの本にはあります!

ぜひ購入して読んでみてください!!!!

ホークスの強さには「莫大な金」だけではない努力や試行錯誤があったからだとこの本を読んで知りました。

強すぎてソフトバンクは好きではなかったけど少し好きになりました^^

この本に書かれていた千賀滉大や甲斐拓也、周東右京といった誰もが知る一流選手の下積み時代についての記事を作成中ですので、完成したらぜひ読んでください!!

以上、さわらでした!

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